虫歯の治療

歯の黒ずみや痛みは、虫歯の代表的なサインです。気づいた時点で、できるだけ早めにご相談ください。虫歯は自然治癒しませんから、そのまま放置するとどんどん虫歯菌が歯を蝕んでしまいます。「まだそんなに痛くないから大丈夫」「生活できないわけでもないし」などと見て見ぬふりをせず、早め早めの治療が大切です。

虫歯には大きく5つの進行段階があり、それぞれに治療法が異なります。

段階	症状	治療法
段階C0　初期の虫歯	歯の表面にあるエナメル質が少し溶け、白くにごっている状態。痛みなどの自覚症状はありません。	適切なブラッシングとフッ素塗布により治癒できます。
C1 エナメル質の虫歯	エナメル質が溶けて、歯の表面が黒くなっている状態。C1の段階でも自覚症状はありません。	虫歯部分を削り、コンポジットレジンという歯科用プラスチックを詰めます。
C2 象牙質の虫歯	歯の内側にある象牙質まで虫歯になった状態。甘い物や冷たい物などがしみます。	虫歯部分を削り、詰め物で補います。
C3 神経の虫歯	虫歯が神経まで進行した状態。何もしなくても常に激しい痛みが伴います。	神経の治療を行い、被せ物で補います。
C4 歯根の虫歯	虫歯が歯根まで進行した状態。痛みはありませんが、そのまま放置すると膿みが発生し激しく痛みます。	抜歯を行い、入れ歯やブリッジ、インプラントなどによって噛む力を回復させます。